青春あっぷでーと
~もっと話そう、子宮頸がん予防~
【vol.3】子宮頸がんを予防する方法はある? 10代のうちからできる予防とは
青春あっぷでーと ~もっと話そう、子宮頸がん予防~【vol.3】子宮頸がんを予防する方法はある? 10代のうちからできる予防とは 
大切なのはワクチン接種と定期的な検診
ゆうこすさんが「なかなか普段聞けない話ばっかりだよね」とるるさんに語りかけると、るるさんは「子宮頸がんを予防する方法、気になります」と返答。続いて、子宮頸がんの予防方法について聞くことに。
「子宮頸がんの予防のためには、10代からのワクチン接種で予防することが重要で、20歳を過ぎたら加えて定期的な検診で確認していくことが大切です。検診とワクチン接種は役割が違うためどちらも受けることが重要なんです」(三輪先生)。
※ワクチンと検診で子宮頸がんを100%予防できるわけではありません。
三輪先生は「一次予防」として、HPV感染を防ぐためのワクチン接種を挙げた。そして「二次予防」として、がんになる前の段階やがんの初期に発見するための定期的な検診があると説明。検診の頻度は、検査方法や過去に受けた検診結果により異なるが、2年に1回が目安となるとのこと。
※子宮頸がん検診に用いられる検査には細胞診とHPV検査単独法があります。細胞診は20歳以上で2年に1回、HPV検査単独法は30歳以上で受診結果により異なります。HPV検査で精検不要の場合は5年に1回、要追跡精検の場合は1年に1回受けましょう。
「子宮頸がんを経験し治療された人も、経過観察のため定期的な受診が大切です。がんの再発や転移、術後の合併症、後遺症を早期発見するためです。受診の目安は、1~2年目は3~6ヵ月ごと、その後は徐々に通院ペースを落としていきます」(三輪先生)。
出典:国立がん研究センターがん情報サービス「子宮頸がん 療養」![]()
ワクチンは定期接種の対象 対象年齢の人は自己負担なしで接種できる
せいらさんが「ワクチン接種っていつでも受けられるんですか?」と質問。その疑問をきっかけに、ワクチン接種についてより詳しく見ていくことに。
三輪先生は、「HPVワクチンは定期接種の対象となっており、対象年齢の女性なら原則自己負担なしの公費で接種できます」とまず定期接種であることを紹介。日本における定期接種について「赤ちゃんや幼いころから接種することが勧められている日本脳炎ワクチン、結核を予防するBCGワクチン、麻疹・風疹ワクチンなどがあります」と説明し、「HPVワクチンも同じカテゴリーに分類されているんです」と語る。
HPVワクチン接種の回数は、「接種時の年齢によりますが、2回もしくは3回の接種が必要です。また、定期接種の対象となる年齢は、小学校6年生~高校1年生相当の11歳~16歳となる女の子です。定期接種の標準接種期間は中学1年生です」(三輪先生)。
※1 接種時の年齢により、2回もしくは3回の接種が必要です。
※2 2026年度に高校1年相当の女子が公費でHPVワクチンを接種できるのは2027年3月末までです。
※3 標準的な接種期間は、中学1年(13歳になる学年)の女子となっています。
そのうえで、「今年度16歳になる方で、標準的な接種間隔で公費での3回接種を完了するためには今年9月末までに医師にご相談ください」と相談を促した。
「接種を受けられる場所については自治体からお知らせのあった医療機関を確認してみてください」(三輪先生)
「基本的に接種費用は全額自己負担になりますが、費用補助を行っていることもあるので、医師に相談をしてみたり、働いている方は加入している健康保険組合に相談してみてください」(三輪先生)。
関連Q&A
●なぜ”今”?10代のうちから予防する必要があるの?
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家族に相談して、検診やワクチンの不安を減らそう
ゆうこすさんが3人に感想を尋ねると、るるさんは、「20歳を過ぎたら定期的な子宮頸がん検診を受けましょうって書いてあるのを見て、私は20歳過ぎてるから」と検診が自分ゴト化できた様子。「1回行ったから大丈夫だと思っちゃうので、定期的に検診を受けようかなって思いました」(るるさん)
「私もあんまり知らなかったので」と続けたのはひなのさん。「今回こういう話を聞いて家族に一旦相談してみて、家族と話し合って一緒に検診とかに行けたらいいなと思いました」
せいらさんも「こんな早くからワクチンが接種できるって、知らなかった」と驚いた表情で、「私もまだ何もわからない状態なので、1人で行くより家族で相談していった方が安心かなと思う」と話した。
定期接種の対象年齢であれば自己負担がないことも話題に。「ワクチンがあること、公費助成で接種できることを若いうちから知っておきたかったよね」とゆうこすさんが言うと、一同が首を縦に振った。
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忙しいからって体のことを後回しにしないで!自分を守るために、予防のための選択を
監修 三輪 綾子先生
産婦人科専門医
THIRD CLINIC GINZA 院長
産婦人科専門医として、20代、30代という若い年代で子宮頸がんに罹患した患者さんを数多く診てきました。でも今は、ワクチンと検診の両方で、子宮頸がんは予防が可能ながんになっています。※
決して自分は大丈夫、関係ないと思わないでほしい。忙しいからって体のことを後回しにしないでほしい。自分を守るために、そして予防のための選択をできるように、正しい知識を身につけ、”自分で自分の体を守る”という意識を持つことが大切です。
ワクチンや検診に関して、また子宮頸がんという病気について不安や疑問があるときには、病気の専門家である医師(かかりつけ医、婦人科・産婦人科医、小児科医等)に気軽に相談をしてみてくださいね。
※ワクチンと検診で子宮頸がんを100%予防できるわけではありません