Close Mobile Navigation

監修:上田豊先生(和歌山県立医科大学医学部 先進予防 健康医学講座・教授)
<2026年4月1日更新>

子宮頸がんってどんな病気?

子宮頸がんってどんな病気?

子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがんのこと。主にウイルスの感染が原因です。初期には症状がほとんどないため、自覚症状が現れることなく進行していくという特徴があります。

子宮頸がんって?

子宮頸がんの原因ってなに?

子宮頸がんの原因ってなに?

子宮頸がんのほとんどはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。HPVは主に性交渉によって感染し、女性の子宮頸がんだけでなく男性でもかかる病気の原因にもなります。

子宮頸がんの原因

子宮頸がんの症状とは?

子宮頸がんの症状とは

子宮頸がんは通常、初期にはほとんど自覚症状がありませんが進行するに従って生理以外の出血(不正出血)、性行為の際の出血などが現れてきます。自覚症状が出たときには、すでに進行していた、ということもあります。

参考:日本婦人科腫瘍学会.患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん 治療ガイドライン第3版(2023年)

子宮頸がんの症状

子宮頸がんの治療

子宮頸がんの治療

治療方法は、年齢や他にかかっている病気、がんの進行具合(ステージ)によって異なります。
進行の状況によって、手術、放射線療法、抗がん剤(化学療法)のいずれか、もしくは複数の治療法を組み合わせて行います。

子宮頸がんの治療

子宮頸がんの予防方法

子宮頸がんの予防方法

子宮頸がんには2つの予防方法があります。HPVワクチン接種と定期的な検診で予防ができます。​

​※HPVワクチンと検診で100%子宮頸がんを予防できるわけではありません。​

ワクチン接種について
検診について

監修 上田 豊 先生
和歌山県立医科大学医学部 先進予防 健康医学講座・教授

1996年、大阪大学医学部卒業。2025年9月から和歌山県立医科大学 医学部先進予防 健康医学講座・教授。大阪大学では婦人科がんの治療・子宮頸がん予防の啓発に取り組み、現在は婦人科領域に拘らず、社会医学を中心に様々な領域の課題に取り組む活動を中心としている。日本産科婦人科学会:専門医・指導医、日本婦人科腫瘍学会:専門医・指導医、社会医学系専門医・指導医、日本疫学会:上級疫学専門家。

子宮頸がんQ&A

子宮頸がんに関するお悩み・よくある質問をピックアップしました。

性交渉のパートナーが多いと、HPVの感染機会が増えるため、子宮頸がんにかかるリスクが上がることが知られています。※1
ただ、経験人数が少なければHPVに感染しないというわけではなく、一度でも性交渉の経験がある時点で誰にでもHPV感染の可能性があるということは理解しておきましょう。
子宮頸がんを予防するために、10代からのワクチン接種と20歳を過ぎたら定期的な検診が大切です。※2

HPVワクチンの接種

子宮頸がん検診

※1 Cohen PA, et al. Lancet. 2019; 393: 169-182.

※2 HPVワクチンと子宮頸がん検診で子宮頸がんを100%予防できるわけではありません。

セクシャルデビュー後であっても、HPVワクチンを接種することはできます
子宮頸がんは主に性交渉によるHPV感染が原因で起こりますが、そのHPVにはたくさんの「型」(タイプ)があります。
性交渉の経験があっても、まだワクチン接種で予防できるHPV型に感染していなければ、予防の効果が期待できます。また、ワクチン接種で予防できるHPV型の一部に感染していたとしても、感染していない他の型に対しては予防の効果が期待できます。

HPVワクチンの接種

子宮頸がんは、性交渉の経験がある女性であれば誰でもなる可能性がある病気です。
一度でも性交渉の経験があれば、誰でもHPV感染の可能性があります。また一部の人は何度もHPVへ感染を繰り返します。

子宮頸がんの原因 >

HPVは主に性交渉時の性器接触で感染します。性器の皮膚部分どうしの接触でも感染することがあります。

絶対に子宮頸がんにかかるわけではありません。
HPVに感染した女性のうち約90%はウイルスが自然に検出されなくなりますが、ウイルスが持続的に感染した場合には、子宮頸がんへ進行する人も出てきます。

子宮頸がんが進行するしくみ >

コンドームによる予防効果は他の性感染症に比べると限定的だと考えられています※1
なぜならHPVは、外陰部や肛門などにも潜むウイルスだからです。性交渉の際に、パートナーが一貫してコンドームを使用することは現実的には難しく、また、妊娠を希望する際には使用することが出来ません。
HPV感染を予防するには、HPVワクチンの接種も大切です。※2

HPVワクチンの接種

※1 Winer RL, et al. N Engl J Med. 2006; 354: 2645-2654.
※2 HPVワクチンで、HPV感染による子宮頸がんを100%予防できるわけではありません。

性交渉の経験がない方は、HPVに感染して、子宮頸がんになる可能性はかなり低いといえます。そのため、必ずしも子宮頸がん検診を受ける必要はありません。
しかし、子宮頸がん以外にも、子宮や卵巣にかかわる病気もあるので、他の病気を発見するためにも婦人科検診は受けることが大切です。

このページをシェアする