監修:上田豊先生(大阪大学大学院 医学系研究科 産科学婦人科学・講師)
<2023年4月1日更新>
子宮頸がんには2つの予防方法があります。

HPVワクチンの接種
子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐ予防接種です。
HPVワクチンは、その種類や接種時の年齢により、2回もしくは3回の接種が必要です。
以下の対象者の方は、接種は公費(自己負担なし)で受けることができます。接種スケジュール等、詳細は医師にお尋ねください。


2023年度に
小学校6年生~高校1年生相当の女の子
2007年4月2日~
2012年4月1日生まれ

標準的な接種時期は中学校1年生
※高校1年生相当(高1相当):平成19年度生まれ(誕生日が2007年4月2日~2008年4月1日)の方。
また、平成19年度生まれの方で、定期接種対象の年齢を超えての公費(自己負担なし)での接種提供についてこちらをご覧ください。


H9年度生まれ~
H18年度生まれの女性
1997年4月2日~
2007年4月1日生まれ
かつ、過去にHPVワクチンの合計3回の接種を完了していない方

キャッチアップ接種は2025年3月31日まで
※平成19年度生まれ(誕生日が2007年4月2日~2008年4月1日)の方で、公費(自己負担なし)での接種提供についてこちらをご覧ください。
※平成19年度生まれ(誕生日が2007年4月2日~2008年4月1日)の方について
定期接種対象の年齢(小学校6年生~高校1年生相当)を超えても、2025年3月31日まで公費(自己負担なし)で接種することができます。
※厚生労働省『HPVワクチンのキャッチアップ接種に関するリーフレット』より作成

監修 上田 豊 先生
大阪大学大学院 医学系研究科 産科学婦人科学・講師
1996年、大阪大学医学部卒業。2018年から大阪大学大学院医学系研究科産科学婦人科学・講師。婦人科がんの治療に携わりつつ、子宮頸がん予防の啓発に取り組む。日本産科婦人科学会:専門医・指導医、日本婦人科腫瘍学会:専門医・指導医、社会医学系専門医・指導医、日本疫学会:上級疫学専門家。
「大切な人」篇 (30秒)
「大切な人」お母さん篇 (60秒)
登場人物(キャスト)

妹役 桜井日奈子さん

姉役 律さん

母役 浜田香織さん
CMのストーリーについて
このCMは、大切な人(お姉さん:28歳)が、子宮頸がん検診で「要精密検査」と診断され、心配する妹(22歳)とお母さん(54歳)の心情を描いた物語です。

お姉さんは精密検査後、「子宮頸部高度異形成(CIN3)」であることがわかり、子宮頸部を一部切り取る手術「円錐切除術」を受けます。
幸い、検診で早期に発見できたので命に別状はありませんでしたが、もしがんが進行していた場合、治療による「後遺症」はその後の暮らしや人生に大きな影響を及ぼすこともあります。
子宮頸がんは性交渉の経験がある女性の約80%が感染するありふれたウイルス、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因です。
そのことはあまり知られておらず、多くの人が気が付かないうちにHPVに感染してしまうのです。
しかし、この病気は予防する方法があります。
あなたと、あなたの大切な人が将来も健やかでいられるように、10~20代の今、予防をすることが大切です。