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みちょぱと学ぶ! 20-30代でもかかる子宮頸がんの予防と女性の健康

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みちょぱと考えよう! 子宮頸がんとSRHRのこと みちょぱと学ぶ! 20-30代でもかかる子宮頸がんの予防と女性の健康

そもそも“子宮頸がん”って? 身体と未来を守るために知っておきたい“SRHR”についても学ぼう!

すべての女性にとって大切な「自分の体は自分で守る(=SRHR)」という考え方。その実践のひとつとして知っておきたいのが、“子宮頸がん”という病気のこと。“子宮頸がん”は20代〜30代に増えている病気ながら、予防方法があるがんと言われている。

そこで今回は製薬会社「MSD」の協力のもと、20代女性と専門家による対談を実施! vol.1では、モデルでタレントの “みちょぱ”こと池田美優さんが、産婦人科医の三輪綾子先生に、“子宮頸がん”や婦人科検診など女性の健康とSRHRについてASK。何よりも大切な自分の身体を守るために、しっかりチェックして!

“子宮頸がん”は20代の若い女性でも罹患する


対談 | みちょぱさん/モデル・タレント×三輪綾子先生/産婦人科医

今回の対談は、女性特有の病気や子宮頸がんについて、インターネットでよく検索される予測変換ワードをもとに展開。 

最初のトークテーマは「女性/20代 病気 ランキング」。みちょぱさんはさっそく「若い女性に多い病気って気になる、生理痛かな?」とリアクション。

三輪先生はまず、20代に多い代表的な3つの病気を解説。

  1. 月経関連の病気
  2. 甲状腺の病気
  3. 子宮頸がん

「1つ目の月経関連の病気は想像がつくと思いますが、出血が多い・少ない、生理不順があるなどは、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が隠れていることがあります。放っておかずに産婦人科を受診してくださいね」とアドバイス。

2つ目の甲状腺の病気で知っておきたいのは20代からみられる「バセドウ病」。

そして3つ目は、今回のメインテーマでもある“子宮頸がん”。三輪先生は、「日本では年間10,000人以上が罹患し、約2,900人が亡くなっている病気自分には関係ないと思わずに、自分ごととして考えてほしいですね」と訴えた。

子宮頸がんについてもっと知る >

※国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録/厚生労働省人口動態統計)全国がん罹患データ(2016年~2019年)/全国がん死亡データ(1958年~2021年)

みちょぱさんも実感! “子宮頸がん検診”の大切さ


対談 | みちょぱさん/モデル・タレント×三輪綾子先生/産婦人科医

以前から生理不順を抱えていたみちょぱさんは、数年前から産婦人科を定期的に受診しているそう。

「低用量ピルを服用するためにかかりつけの婦人科に通っているので、私はそこで子宮頸がん検診を受けています。検査は痛いのかなと思っていたのですが、実際にはそうでもなかった。何かあってからでは遅いから。みなさんにも自分にあった産婦人科医と出合ってほしいです」(みちょぱさん)

三輪先生は「20歳以上の女性は、定期的に子宮頸がん検診を受けておきましょう。“子宮頸がん”は初期段階では自覚症状がほとんどないため、定期検診で見つかることがとても多いんです。自覚症状が出てからでは、がんが進行して治療が難しくなるケースもある。だからこそ、検診が重要なんです」という。

みちょぱさんからの「どれくらいの頻度が適切なんですか?」との問いには、「子宮頸がん検診は、厚生労働省が定めるがん検診のひとつで、20歳以上の女性に対して2年に1度の検診が推奨されています」とアドバイス。

婦人科系の病気は、早期発見・早期治療がとても重要と語った。

子宮頸がんの検診についてもっと知る >


“子宮頸がん”の主な原因は“HPV”というウイルス


対談 | みちょぱさん/モデル・タレント×三輪綾子先生/産婦人科医

子宮頸がん予防が大切なら、その原因も気になるところ……。

「主にヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。ヒトの皮膚や粘膜に存在するごくありふれたウイルスのHPVは、皮膚や粘膜の接触によって感染していきます。つまり、“子宮頸がん”は性交渉の経験のある女性なら、誰もがかかる可能性のある病気なんです」(三輪先生)

子宮頸がんの原因についてもっと知る >

またHPVの種類と予防について、三輪先生は次のように解説。

「HPVは200種類以上あるといわれていて、そのなかに“子宮頸がん”になるリスクが高いタイプのハイリスクHPVがありますHPVワクチン接種をすることで、ワクチンが対応しているハイリスクHPVに感染することを防ぐことができます

※ Choi YJ et al. J Gynecol Oncol. 2016; 27: e21.

ワクチンの接種を逃した人には経過措置も!


対談 | みちょぱさん/モデル・タレント×三輪綾子先生/産婦人科医

“子宮頸がん”の予防には、一次予防として「HPVワクチン接種」があり、二次予防として早期発見のための「定期検診」がある。そしてそれぞれ役割が違うため、どちらも受けることが重要。

では、ワクチン接種の推奨年齢は?

「“子宮頸がん”のほとんどは性交渉によって感染するHPVが原因のため、できる限りセクシャルデビュー前の年齢でワクチン接種をすることが大切なんです。日本ではHPVワクチンが定期接種として公費で受けられ、対象は小学校6年生から高校1年生相当の女子と決められています」(三輪先生)

加えて、ワクチン接種を逃してしまった人のために“キャッチアップ接種”という制度も用意されているそう!

平成9年度生まれから平成18年度生まれの女子、かつ過去に合計3回のHPVワクチン接種が完了していない場合に、公費で受けられるというもの。2025年3月末までの経過措置ですので、対象者の女性は忘れないようにしましょう」(三輪先生)

“キャッチアップ接種”をはじめて知ったと驚いていたみちょぱさん。

「平成10年の生まれの私も対象なんですね。検診にしてもワクチン接種にしても、予防についてちゃんと知って、必要な時期に受けておきたい!」

HPVワクチン接種についてもっと知る >


ひとりひとりが自分のために正しい選択を


対談 | みちょぱさん/モデル・タレント×三輪綾子先生/産婦人科医

対談の最後には、「自分の体は自分で守る」という意味のSRHRについて、おふたりがメッセージを贈ってくれた。

「SRHRとは、“セクシャル リプロダクィブ ヘルス&ライツ”の略。日本語では『性と生殖に関する健康と権利』と訳します。簡単にいうと、『私の体は私のもの』ということ。たとえば、自由に性のパートナーを選べること、子どもをもつかもたないか、もつとしたらいつ、どのように、何人もつかなどを自分で決められる権利があるということです。さらに、健康に関する正しい情報がちゃんと得られることや検診などの必要なサービスを受けられることもSRHRに含まれます」(三輪先生)

“子宮頸がん”はSRHRの重要な課題のひとつでもあるのだそう。

「日本で“子宮頸がん”にかかる女性の約16%が20~30代。がんになる前段階の上皮内がんを含めると約38%が20~30代です。だから、ひとりひとりが予防のために正しい選択をできるように、正しい知識を身につけ、“自分で自分の体を守る”という意識を持ちましょう」(三輪先生)

※国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)全国がん罹患データ(2016年~2019年)

自分の体だから、体を守るために知識を得て、自分で決めていくということが大事。自分には遠い話だと思っていた“子宮頸がん”ですが、身近な病気なんだということがよくわかりました。忙しい日々のなかでも体をいたわること、そして検診も、ワクチンも大事だなって思います。“子宮頸がん”という病気は、性交渉が関わることなので周囲に相談しにくいかもしれませんが、心の拠り所や相談できる人がひとりでもいると、すごく楽になると思うんです。まずは皆さんも、産婦人科を気軽に受診してみてください」(みちょぱさん)

池田美優さん

“みちょぱ”の愛称で同世代に大人気のモデル、タレント。雑誌『Popteen』の専属モデルで10代が選ぶカリスマモデルに選出される。『TOKYO GIRLS COLLECTION』や『Girls Award』など多数のファッションショーに出演。近年ではバラエティ番組を始め多数のTV番組に出演。2022年10月にはタレントの大倉士門と結婚。最近は、報道番組MCを務めるなど活躍の幅を広げている。


三輪綾子先生

THIRD CLINIC GINZA院長。産婦人科専門医。一般社団法人予防医療普及協会理事として、さまざまなメディアを通じて子宮頸がんや女性のヘルスケアの啓発を行う。株式会社GENOVA社外取締役。2021年よりDMMオンラインサロン「フェムテックサロン」運営。2022年6月に堀江貴文氏と共著「女性のヘルスケアを変えれば日本の経済が変わる」(青志社)を出版。

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三輪綾子先生 | 産婦人科専門医 THIRD CLINIC GINZA 院長

忙しいからって体のことを後回しにしないで!自分を守るために、予防のための正しい選択を

監修 三輪 綾子先生
産婦人科専門医
THIRD CLINIC GINZA 院長

産婦人科専門医として、20代、30代という若い年代で子宮頸がんに罹患した患者さんを数多く診てきました。でも今は、ワクチンと検診の両方で、子宮頸がんは予防が可能ながんになっています。

決して自分は大丈夫、関係ないと思わないでほしい。忙しいからって体のことを後回しにしないでほしい。自分を守るために、そして予防のための正しい選択をできるように、正しい知識を身につけ、”自分で自分の体を守る”という意識を持つことが大切です。

ワクチンや検診に関して、また子宮頸がんという病気について不安や疑問があるときには、病気の専門家である医師(かかりつけ医、婦人科・産婦人科医、小児科医等)に気軽に相談をしてみてくださいね。